《言葉は心を映す鏡》

介護職員のサービスの質にも影響する言葉遣い

言葉遣いひとつで介護の雰囲気は変わる

利用者さんと円滑なコミュニケーションをとっていくことは、介護の現場で欠かせない。その上で大切になるのが言葉遣いだ。

人とのコミュニケーションにおいて、言葉遣いは非常に重要なものである。同じ言葉を伝えるとしても、敬語で丁寧に接するのと、赤ちゃん言葉や命令口調で接するのとでは印象が大きく異なってくるだろう。
介護の施設において利用者さんは身体的に不自由であることが当たり前だが、施設における大切なお客様なのだ。そして、介護士にとっては人生の大先輩と言える。そういった関係をきちんと理解していれば、自然と敬語を使い丁寧な接し方をしていくべきことは考えなくともわかるだろう。

言葉遣い一つで人と人との関係や職場の雰囲気、社会的信用には大きな違いが出てくる。この点についてはきちんと理解しておかなければならない。

言葉遣いが乱れていると、施設と利用者の雰囲気も悪くなってしまう。また、乱れた言葉遣いが伝染、常態化することで職員全体のレベルが低下することも懸念される。言葉遣いは職場のホスピタリティのレベルに大きく影響するので、ささいな乱れにも注意していかなければならない。言葉遣いの乱れや歪みは、放置しておくと行動にも影響を及ぼし、サービスの質の低下が顕著になる。そして、最悪の場合は虐待に繋がる可能性も出てくる。利用者さん側も、職員の言葉遣いにストレスを溜めてしまうと暴力的になったりケアに非協力的になってくることが心配される。言葉遣いひとつで仕事に大きな影響が出てくるということはきちんと理解しておこう。言葉遣いを極めたい介護職員は、「見直そう、介護士の言葉遣い」の記事もぜひチェックしてほしい。